教育課程名:自立活動(学級活動) 実施日:平成30年1月23日(火)第3限:10:45〜11:30 対象児:特別支援学級児童13名、2年1組33名
(肢体不自由4名、自閉症・情緒障害3名、知的障害3名、病弱2名、難聴1名)
障害と学年を考慮し、6班のグループでの活動。グループ分けは前回同様
単元名:ロボットやコンピュータとなかよしになろう〜プログラミングランドを楽しもう〜
本時の学習:プログラミングランドを使った通常級(2年生)との交流学習
本時のねらい:
・ロボットやコンピュータについて友だちに分かりやすく説明する
・友だちと仲良く活動し、ロボットやコンピュータに親しむ(2年生)
公開授業の前、1月11日に、2年生全員を相手に「プログラミングランド」で繰り広げられるピラーちゃん、オゾボット、ビスケットの各プレイランドの内容を紹介した。2年生は各クラスで、それぞれが、どのプレイランドで学習するかを事前に決め、当日の活動を行った。
担当の児童がミニ博士になって、通常級2年生のお友達にピラーちゃんの動かし方、課題解決の方法(目的の葉っぱの位置までピラーちゃんを連れていくプログラムを考える)を教え、通常級のお友達が課題解決に取り組んだ。各グループのミニ博士は、ゴールへ達成したかの判定をし、上手くゴールにたどりつけたら、ご褒美の葉っぱを達成ボードに貼って、各グーループで達成状況を競わせた。葉っぱやりんごなどの果物の配置を、単純なものから複雑なものへと、課題レベルをあげていった。
担当の児童がミニ博士になって、通常級2年生のお友達にOzobotの動かし方、Ozobotのチャレンジ問題のやり方を教え、通常級のお友達がチャレンジ問題に取り組んだ。各グループのミニ博士は、Ozobotが上手く迷路を通り抜け、ゴールへ達成したかの判定をする。上手くゴールにたどりつけたら、ご褒美のスタンプをあげた。単純なものから複雑な問題へと課題レベルをあげ、報償としてのスタンプ集めが、グループの課題達成の動機づけとなった。
担当の児童がミニ博士になって、通常級2年生のお友達にViscuitでのプログラミングを指導。まずはお絵かき。次にメガネを使ってどう動かすかをパワーポイントでじょうずに説明。説明後は、各グールでお絵かきと、書いたものを動かすプログラミングに挑戦。最終課題は、グループで楽しい動きのある作品を作ること。グループごとにミニ博士が、親切に教えてあげていた。
ミニ博士が司会役になって、プログラミングランドの感想を聞いた。2年生からは、「ピラーちゃんを最初は上手く動かせなかったけど、友だちと相談して上手く動かすことができて嬉しかった」「オゾボットに右や左と教えるのが大変だったけど、頑張ってゴールにたどり着けたのが嬉しかった。」「ロケットの動かし方で、ミニ博士のルールの説明が分かりやすくて上手くできてとても嬉しかった。」「ピラーちゃんは最初は簡単だったけど、どこを通るかだんだん頭をつかいました。」「ビスケットで動かすのに頭を使って、やってみるとできたのでとっても勉強になりました。」「ビスケットで絵を作って動かすのはとても楽しかった。」等など、うれしい意見が沢山聞けて、ミニ博士たちもとっても満足でした。最後に、ミニ博士たちからは、博士と一緒にこんな勉強をもっとしたいという声が聞かれ、プログラミング教育の実証実験授業が無事終了となりました。
プログラミングランドでの活動の振り返り。参加した2年生から、ミニ博士たちにとってうれしい意見がたくさん聞けました。