教育課程名:自立活動
実施日:平成29年11月21日(火)第3限:10:45〜11:30
対象児:特別支援学級児童13名
(肢体不自由4名、自閉症・情緒障害3名、知的障害3名、病弱2名、難聴1名)
障害と学年を考慮し、6班のグループでの活動。グループ分けは前回同様
単元名:ロボットやコンピュータとなかよしになろう
本時の学習:たこ焼きロボット(オゾボット)を動かしてみよう2
本時のねらい:論理的思考力と協同作業能力の育成
・Ozobotの構造を理解し、操作することができる。
・友達と話し合ってコードを考え、Ozobotを目的地まで到達させることができる。
前時の復習。チャレンジ問題の進め方について復習し、それぞれのグループで、チャレンジ問題に再度挑戦。葉っぱにたどり着けるよう作戦ボードで命令コードを考えること。考えたらシールを貼って、Ozobotの動きを観察し、考えた通りに動いているか考えること。学習意欲を高めるために、上手くゴールにたどり着けたら、報償として葉っぱをもらい、より多く集められるようにチャレンジした。
チャレンジ問題の次は、大きな迷路上で、様々な動きにチャレンジ。Ozobotは命令によって、様々な動きをすることを学習するのだ。ここで、自分のOzobotという意識を高めるために、ピラー型ロボットの学習で各自が描いたピラーちゃんの絵を、3Dプリンタを用いてマスコットに加工。各自、マスコットを載せたOzobotで遊びながら、さまざまな動きのコードを学習した。
最後に、あみだくじ迷路の上で各自のOzobotを走らせ、上手くゴールにたどり着けるか、皆興味津々。
Ozobotにどんな動きをさせたかな。友だちと一緒に考えることができたかな。チャレンジ問題や大きな迷路での遊びをとおして感じたこと、考えたことを発表。プログラムするってどんなことか考えることができた。
本時は中間の成果発表を兼ね、公開授業として活動内容を公開した。参加者からの意見を以下に記す。
・子供たちが興味を持って学習するよう、教材など多くの工夫がされていた。Ozobotがなかなか思うように動かず悩んでいた児童がメンターのアドバイスで、「自分の立場でなくOzobotの立場で考える」ということに気付いて解決できた時は、この活動の縮図を見た気がした。
・技術や環境に適応していく子どもの思考力の早さにびっくりした。 学生メンターさんの的確な支援が大変好感が持てた。
・児童に興味を持たせながら、授業を進められているのに感動しました。
・3Dプリンターで子供の描いた絵をマスコットにし、Ozobotに乗せ興味関心を持たせる工夫は良かった。
・『注意しなければいけないこと』は児童が混乱しないようにすることだと思います。指示は具体的で一意的でした。部品の意味づけについても視認性の高いラベルを貼って区別されていました。例えばOzobotはたこ焼きに見立てられ、各部品を木の皮で作ったたこ焼きの舟のなかに入れられてありました。また、カラーコードも小さな引き出しのついた入れ物に入れられて分類されていました。これらの工夫は整理整頓の際に児童に不要な負担をかけないねらいがあると思います。
平成29年12月12日(火)第3限:10:45〜11:30